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「天空の城ラピュタ」の呪文の全文や語源は?バルスの意味が分かるとヤバイ!?

「天空の城ラピュタ」は、世代や年代、国境を超えて世界中の多くの人々に親しまれている、いわば不朽の名作です。

その理由のひとつが、作中に出てくる不思議な呪文と言えます。

友達や家族との会話の中で、呪文を唱えて盛り上がった経験がある方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ラピュタの代名詞とも言える「バルス」やその他の呪文の語源や由来、意味について詳しく調べてみました。

 

呪文の全文は?

ここでは、「天空の城ラピュタ」に登場した呪文の全文をご紹介します。

ラピュタの呪文は、映画に使われるものと小説に出てくるものを含めると、全部で4つあります。

ラピュタ復活の呪文<困った時のおまじない>

  • 「リテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」
ジブリん
ジブリん
この呪文!おばあちゃんに教えてもらった「困った時のおまじない」なのよね!
じじ
じじ
幼いシータは、最初全文は言えてなかったね!

「りーて・あ・・・?」

ラピュタ好きの方々の中では「この呪文を全文覚えて唱える事ができるのは当たり前」という風潮もあるようです。

ジブリん
ジブリん
私も言える!
じじ
じじ
はいはい。

この呪文をシータがおばあちゃんに習うシーンは、パロディとして親しまれている場面のひとつでもあるのです。

滅びの呪文

  • 「バルス」

前述した呪文に比べるとたった3文字で覚えやすい為「多くの人に親しまれている滅びの呪文」となっています。

じじ
じじ
「バルス」は、実は呪文全文の最後の1フレーズだという説もあるんだ!

真偽は定かでありませんが、理由は2つあります。

1つ目は、先述した通り他の呪文より極端に短いから前文があるという可能性です。

2つ目は、パズーに教える為にシータは一度、滅びの呪文を唱えているはずなのに発動していないという事です。

ジブリん
ジブリん
確かに!パズーに教える為に「バルスだよ」って言っちゃってるはず!でも発動してない!

そこで、パズーに教える時には最後の1フレーズである「バルス」だけを伝え、2人で唱える前にシータだけがこっそり呪文の前文を唱えていたのではないかと言われているのです。

じじ
じじ
パズーが飛行石を持っていて、シータが触れていなかったから教える時は発動しなかった、という解釈もあるよ~
ジブリん
ジブリん
飛行石って、主人が触れていないと発動しないのかな。そばで唱えても発動しないのかな・・・気になる・・・。

もし「バルス」が滅びの呪文の1フレーズだとしたら、全文はどんな感じなんでしょうね。

幻の呪文

ここからは、映画には登場していない幻の呪文を簡単にご紹介します。

  • レヂアチオ・ルント・リッナ
  • シス・テアル・ロト・リーフェリン

どちらも、映画製作の準備稿段階で登場する呪文です。

ジブリん
ジブリん
映画でどんな現象が起こるのか見てみたかったな~

詳しい意味については、次の章に記述しています。

 

呪文にはどんな意味があるの?

ここからは、それぞれの呪文の意味についてご紹介していきます。

  • 「リテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール」

シータはおばあちゃんから「困った時のおまじない」としてこの呪文を教わりました。

おばあちゃんは「我を助けよ、光よ甦れ」という意味なのだと教えています。

実際に、ムスカに捕らえられていたシータがこの呪文を唱えると飛行石が発動し、ラピュタの位置を示しました。

また、壊れていたと思われるロボットが起動するのです。

この呪文は、物を探したり病気を治す力もあると言われていますが、故障していたロボット兵が再起動したことから

「ロボット兵の不具合を修復する」=「病気を治す」

と解釈できます。

また、「物を探す力」は当然「ラピュタの位置を指し示す」力という事になります。

総じて、この呪文は「ラピュタ復活の呪文」と言われているのです。

  • 「バルス」

誰もが知るこの滅びの呪文は、ラピュタ語では「閉じよ」という意味であるといわれています。

  • レヂアチオ・ルント・リッナ

この呪文は「ものみな鎮まれ」という意味です。

  • シス・テアル・ロト・リーフェリン

この呪文は「失せしもの汝、姿を現わせ」という意味になっています。

2つの幻の呪文は、パズーとシータが龍の巣へ突入するシーンで、ラピュタを包んでいる嵐を晴らす呪文という設定だったのです。

じじ
じじ
ラピュタを隠して守っていた龍の巣の嵐を鎮めて、道を開く設定だったんだね!

 

滅びの呪文バルスや他の呪文の語源は何?

ラピュタの呪文は簡単には解読できないとして、多くのファンがその語源や由来について調べています。

ここでは、呪文の語源や由来について様々な説から考察していきたいと思います。

「バルス」の語源と意味

「バルス」の語源は、トルコ語の「bans(バルシュ)」であるというのが、最も有力な説です。

「bans」の意味は「平和」であり、「滅びをもってして平和を成す」と解釈できます。

この考え方は、ジブリ作品から度々読み取られる「人類や文明の崩壊と、自然の再建」という宮崎駿監督のメッセージ性とも一致する為、最も信憑性の高い説となっています。

他の呪文の語源と意味

他の呪文関して語源を調べましたが、そもそもは「造語である」という情報以外有力な説はありませんでした。

個人的に解釈すると、それぞれのキーワードをあらゆる国の言葉で訳してもじったものであると考えられます。

ケルト語の影響を受けている、との説はありますが、これは黒い石に刻まれたクサビ形文字の事で発音・読み方に関してではないと考えられます。

例えば、「光よ甦れ」の呪文の中で「リーテ」とある部分は英語で光をあらわす「light(ライト)」をもじっていたり・・・。

しかし、バルスがトルコ語が由来する事を考えると、英語なんて簡単な解釈ではない気がしますね。

作中でほんの少しムスカ大佐が教えてくれるラピュタ語を参考に、独自解読法を編み出してみるのもラピュタの楽しみ方の一つです。

バルスが現実でも発動?

テレビ放送でシータとパズーが「バルス」を唱えるその瞬間、ネット上でも多くのファンが同様に呪文をつぶやくことでサーバーダウンを起こし、事実上ネット回線を破滅させました。

じじ
じじ
まさにまさに滅びの呪文ですね・・・。

 

最後に

今回は「天空の城ラピュタ」の代名詞ともいえる「バルス」をはじめとした不思議な呪文たちの、語源や由来、意味について調べてみました。

はっきりと公式に明言されていない事や、決まりのない設定も多かった呪文ですが、現実世界への影響も凄まじいものでした。

映画はもちろんのこと、今後もどんなバルス現象が起こるのかも楽しみですね。