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天空の城ラピュタの舞台モデルはどこ?日本国内で似ている場所についても

1986年の映画公開から30年以上経過してもなお、世界中の人々を魅了するラピュタ。

この記事では空を飛ぶラピュタや、パズーが住んでいる炭鉱エリアなど、「天空の城ラピュタ」に出てくる場所のモデルとなった地域をまとめました。

ジブリが参考にしたと公認している場所から、ファンや観光客によって噂されている場所まで、劇中シーンとも絡めてご紹介しています。

ぜひ最後までお読みいただき、ラピュタの世界観を感じていただければと思います。

 

イギリス|ウェールズ地方(ジブリ認定)

宮崎駿監督は「天空の城ラピュタ」の舞台をイギリスのつもりで設定したと語っているように、ジブリでも公式にイギリス・ウェールズ地方を参考にしたエリアとして発表しています。

1985年5月宮崎駿監督は製作を始める前に実際にロケハンで訪れ、そこで見た風景が作品に生かされました。

後に押井守さんや鈴木敏夫さんらとも再訪し、小火器(拳銃、小銃、重機関銃)もイギリスの兵器をモチーフにしたそうです。

ウェールズ地方はイギリスの首都ロンドンから西に約200km、ウェールズの大きな都市カーディフまでは電車で2時間程の場所にあります。

この地方は国土の大部分が山地で、海に囲まれ、古い城が並んでいます。

カーナヴォン城

ムスカに囚われたシータを火の海の中から助け出す絶体絶命のシーン。

パズーは飛行機に乗り、逆さまになってシータを助けだす、ハラハラドキドキの感動シーンの舞台モデルが、世界遺産のカーナヴォン城です。


1284年、巨額を投じて建設された当時最強のお城。

イギリス王室・チャールズ皇太子が戴冠式を行った場所としても有名で由緒あるお城です。

飛行石を落としてしまった塔のモデルも存在すると言われています。

ポウィス城

ポウィス城の庭園は、イタリアン・ガーデン・テラスのスタイルでウェールズ地方で最も美しいと言われています。

東京ドーム2個以上の広大な敷地の植物や木々、石造りから、ラピュタの世界観を感じます。

じじ
じじ
ロボット兵がやってきそう…

ブレナヴォン

パズーが働いていた鉱山のモデルはブレナヴォン。

ウェールズ南東部にある町で、産業景観は世界遺産にも登録されています。

なかでも「Big Pit国立石炭博物館」は、青い光を放ちながら、空から降ってくるシータを受け止めるシーンのモデルとなっています。

ジブリん
ジブリん
この出会いから始まるのよね~

 

フランス|モンサンミッシェル

フランス西海岸にある、サン・マロ湾に浮かぶ小島の修道院は、世界遺産のモン・サン=ミシェル

海に浮かぶラピュタに見えませんか!?

ラピュタは空に浮かぶ島ですが、モンサンミッシェルは海に浮かぶ島として、ラピュタのモデルになったのでは?と言われています。

じじ
じじ
修道院の内部もラピュタっぽい雰囲気だね~

 

ペルー|マチュピチュ

世界遺産のマチュ・ピチュは、15世紀のインカ帝国の遺跡で、アンデス山麓に属するペルーのウルバンバ谷に沿った山の尾根(標高2,430m)にあります。

マチュ・ピチュは天空都市とも言われるだけあって、ラピュタのモデルと言われる場所です。

ジブリん
ジブリん
マチュピチュがあるなら、ラピュタも本当に存在しそ~

 

オーストラリア|パロネラパーク

パロネラ・パーク は、オーストラリアのクイーンズランド州にある観光施設。

ケアンズ市街から南へ車で約90分の場所にあります。

熱帯雨林に囲まれた敷地内に、遺跡風の建物と庭園が広がり、独特の神秘的な景観からラピュタっぽいと噂されています。

この地を訪れた日本人観光客により、ラピュタに似ているとの口コミが大きく広がり、観光客が増加。

観光施設側もこの噂を利用する動きを見せていますが、なんとこの噂、スタジオ・ジブリが事実無根だと正式に否定しています。

ジブリから、宮崎駿監督が実際に現地を訪問して参考にしたと発表しているのは、イギリスのウェールズ地方だけです。

じじ
じじ
ラピュタっぽいのに…

オーストラリアには飛行石のモデルと噂される場所もありました。

世界遺産に登録されているオーストラリアのゴンドワナ多雨林群。

クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の一部に広がる自然保護地域にある、スプリングブルック国立公園のナチュラルブリッジにいる土ホタルの美しさが飛行石のモデルだと噂されています。

土ホタルは、世界で8番目の不思議と言われる世界的にも珍しい生き物です。

ジブリん
ジブリん
飛行石の光に見える!美しい!!

 

カンボジア|ベンメリア、タプローム

ベンメリア寺院は、カンボジアのアンコール・ワットの約40km東の森の中にあり、世界遺産であるアンコール遺跡群のひとつです。

ここもラピュタのモデルとなった場所、ラピュタの世界観が味わえるとして、人気の観光スポットになっています。

じじ
じじ
今じゃ、カンボジアのラピュタ!ラピュタのような遺跡!って紹介されてるんだ!

タプローム寺院も、世界遺産であるアンコール遺跡群のひとつです。

大きな樹木が、遺跡内の建物に侵食して育っていて、この絡んだ樹木のせいで建物が崩壊したりしています。

ラピュタのお城が樹木で包まれている風景が目に浮かぶと、ここもラピュタっぽいと言われています。

ジブリん
ジブリん
ロボット兵が出てきそう~

 

スロバキア|スピシュ城

スロバキアのスピシュ城もラピュタっぽいと言われています。

12世紀、モンゴル人の攻勢に対処するため、丘の上に孤立して建てられたお城で、中欧の中でも大きなお城とされています。

現在は廃墟ですが、世界文化遺産としても登録されています。

じじ
じじ
ヨーロッパ最大級のお城で、丘の上にあるからラピュタっぽいよ~

 

シリア|クラック・デ・シュヴァリエ

世界遺産でもあるクラック・デ・シュヴァリエは、あまりの美しさに戦争中の攻撃をあきらめさせたという逸話もあります。

しかし現在でもシリアの内戦の空爆で塔の一つが破壊されたり、要塞の天井にも穴が開くなどの被害もあり、危機遺産のリストにも登録されている悲しいお城でもあります。

 

フランス|コルド・シュル・シエル

フランス、ミディ・ピレネー地方にあるコルド・シュル・シエル村は、小高い山の上にそびえ、空に浮かんでいるかのよう。

そのため別名、天空の村空の上のコルドと呼ばれています。

ジブリん
ジブリん
ラピュタに見える~

 

イタリア|チヴィタ・ディ・ バニョレージョ

イタリアの観光プロモーション公式から、まるでラピュタと紹介されている、ラツィオ州のチヴィタ・ディ・バーニョレージョは天空の村と呼ばれています。

2500年以上前にエトルリア人によってつくられた都市で、台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機があるため、死にゆく町とも。

死にゆく町につながる一本の橋を渡ると、天空都市にたどり着きます。

 

台湾|安平樹屋

旅行メディアのTRIP’Sが、台湾のラピュタと紹介している安平樹屋。

ガジュマルの木がレンガの塩倉庫を飲み込むかのように侵食しており、ラピュタの家と言われています。

 

日本(兵庫県)|竹田城

街をあげて天空の城としてアピールしているのが、兵庫県朝来市和田山町の竹田城。

山頂にあるお城に雲がかかるとまさにラピュタ!!

朝焼けなんかに見に行くと幻想的で素敵です。

じじ
じじ
日本のラピュタ!

 

日本(和歌山県)|友ヶ島

和歌山市にある無人島・友ヶ島もラピュタみたいと言われています。

旧日本軍が築いた要塞、灯台や砲台跡などが残っており、ロボット兵が出てくるような雰囲気が感じられます。

 

日本(熊本県)|ラピュタの道

雲海に浮かぶ島の一本道…美しすぎる絶景から、天空の道ラピュタロードと呼ばれる場所は、熊本県阿蘇市の外輪山にあります。

阿蘇谷から阿蘇北外輪山のミルクロードにつながる狭い農道ですが、現在、熊本大震災から丸3年が経過しましたが、通行止めで行くことができません。

 

最後に

世界にはラピュタを思わせる場所がたくさん存在していましたね。

ラピュタファンなら一度は訪れたい美しい場所ばかりでした。

この他にもラピュタに似ている場所があれば、ぜひ教えてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。